富士山の懐から 今年一年の作品から

今年一年ご覧いただきありがとうございます。
今年は、週末と天候のタイミングが合わず、ベストショットなしの一年でした。

冬の御殿場口から
暖冬の影響か?降雪後雨の降る日が多く、雪面がご覧のような模様になる。
真冬の富士山は強風で上部の雪は吹き飛ばされてしまうが、近年は湿った雪のためしっかりと着雪してくれる。


須走口6合目幻の滝

春先の降雪と雨のため今シーズンは雪崩が多かった。
雪崩が多いと雪渓に砂礫が堆積して画面の中の黒い部分の占める割合が多く、イマイチの作品か?


須走口4合目付近

青空、夏富士、メイゲツソウの鮮やかな赤。
夏の富士山は日の出後2時間ぐらい経過すると山肌にあたる強烈な日差しで上昇気流が発生して雲が湧いてくる。
そのため、本当は斜め光線の午後に撮影したいのだが、撮影は朝の限られた時間だけだ。


宝永第二火口底から

夏のマイカー規制期間が延びてこの場所へ行くのに御殿場口から歩いて3時間かかるのがネック。


宝永第二火口壁から
西側火口壁が日陰になる直前30分前が撮影チャンス。

富士山御殿場口近況

御殿場口駐車場までは冬季通行止めのため富士山スカイラインから歩かねばなりません。
夏季に比べ往復60分ロスするが、いちばん困るのは富士山スカイライン沿いの駐車スペースが少ないため、朝出遅れると車を止める場所がないことだ。
御殿場口からの撮影には午後の斜光線がベストなのだが、上記の理由で午後からの撮影でも早朝に出発せざるをえない。遠方から撮影に来る方のことを思うと贅沢な悩みです。

獅子岩下付近

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双子山(二ツ塚)
富士山の側火山(寄生火山)

下双子山

富嶽星景

冬は星景写真(星と風景の写真)の撮影シーズンだ。
富士山写真家の方々は満月付近の日に撮影する人が多いようである。しかし、露出オーバーの写真で、星の色が表現されていなく、星空ファンの私としては残念な仕上がりになっている。
半月ごろの月明かりを利用すると富士山も星の色も表現できてきれいな作品になる。

富士市 富士山スカイラインから カシオペヤ座と北極星

富士河口湖町から おおいぬ座

御殿場市 富士山スカイライン砂沢川から 

裾野市 水が塚公園から 

霧氷

今日は砂沢川源頭部へ行ってきた。
昨夜の雨で雪景色を期待していたが、雪はほとんど降らなかったみたいだ。
代わりに一面の霧氷が咲いていた。
強風のためか次々に雲が湧き山頂は顔を出さなかった。

人間ドックでメタボ診断が下ったせいか、足取りが重いのと、この先は強風が吹き荒れているのでここで断念した。

双子山分岐地点

吹き溜まりでこのくらいの積雪

沼津から

一泊二日コースの人間ドックに行ってきた。

結果は歳とともに年々悪くなっている。
今年ついにメタボ判定が出てしまった。
人間ドックでのお楽しみは宿泊先ホテル8階からの撮影だ。
都会では普段の撮影とは違い、プライバシーも気にしました。
夜は、デジカメでの星空初挑戦。コンパクトデジカメでもよく写るものだと感心した。

冬の大三角

日の出時刻は前雲のため富士山は見えず

パール富士不発

昨日、今日と準備万端、現場待機したが、天気予報に反して御殿場地方は曇りでパール富士は見れなかった。
来シーズンまでお預けです。
今日は、早々にあきらめて忍野村子の神まで行ってきた。山頂付近は一面の霧氷だったが富士山は現れず。
帰り道パール富士を見るはずだった馬術センターを通ってきたが、雪煙舞う見事な富士山が顔を出していた。

富士山御殿場口

明日から富士山スカイライン御殿場口入口から駐車場までの間が冬季通行止めになるため、今日は珍しく駐車場に車が多かった。
地域の道路掃除後出かけたため駐車場に着いた頃にはガスってしまった。昨夜の雪が解けて砂礫の斜面のあちらこちらから湯気が出ている。
ガスの中から時々顔を出す山頂はこの時期にしては雪が厚く着いている。

パール富士

 富士山頂に満月の月がのっかる(沈む)現象を『パール富士』と呼びます。
 富士山頂から太陽が顔を出す、朝霧高原田貫湖のダイヤモンド富士は有名ですが『パール富士』も最近話題になっています。
 実はこの『パール富士』冬の御殿場が一番見やすい場所です。約2分間の幻想的な自然現象ですが、今年は富士山の冠雪状況も良いので、朝焼けで焼けた紅富士と月のコラボをこの機会にぜひご覧ください。

 今シーズンは11月30日、12月1日がベストです。

場所と時間の詳細は

日時 11月30日(金)6時30分から7時ごろ

場所 御殿場市役所付近(6時40分ごろ)から東側にかけて、富士カントリークラブ付近(6時50分ごろ)を結んだ富士山側の地域。
 乙女トンネル駐車場(7時00分ごろ)では富士宮口9合目付近へ沈むと推測します。

日時 12月1日(土)7時00分から7時30分ごろ

場所 御殿場市馬術スポーツセンター付近(7時05分ごろ)から東側、和食ふくふく付近(7時25分ごろ)を結んだ富士山側の地域。

 両日ともに、他の場所では富士山の稜線に沈む月を見ることができます。